top of page
ヤナギの名
2023, MPK Books
モノの名前を変えることによって、世界を新たに理解しようとする試みを提案する哲学の絵本。
川岸に生えている一本の柳の木。その木に関わりその木をかたち作っているすべてのものを発見することによって、実は、柳の本当の名前には、柳を柳たらしめている多くのものすべてが含まれているのだということに気づく。
『ヤナギの名』の文章を書き、イラストを描き、製本デザインをするまでには、1年半に及ぶ長い道のりがあった。この本は、京都で印刷され、京都の職人によって伝統的な和綴じで製本された。ここで使用されたMolzaのPanshion 303という紙は、現代の印刷機用に開発され特別にブレンドされたもので、日本の三椏紙の柔らかさと繊維質の良さを思い起こさせるように作られた。印刷機は、富士デジタル・Jet Press 750sが用いられ、同社独自のVividiaという水性顔料インクが使用された。
原画は、パステル、インク、グラファイトパウダーによって、日本の高知麻紙に描かれた。作画を始める前に、各シートはまず様々なインクで染められ、真っ黒の部分は、自ら作ったグラファイトパウダーを用いて作られた。独特の緑色は、日本画に使われる「緑青(りょくしょう)」と呼ばれるマラカイトから作られている色を模したものである。
英語版と日本語版がある。英語版についてはこちらを参照。
この物語は、以前出版された作品集『Of Arcs and Circles』に掲載された同名のエッセイに基づいている。
『ヤナギの名』 日本語版
国際郵送
¥14,000 本代 + ¥1,500 印刷物として郵送(5〜10日)
『ヤナギの名』 日本語版
国内郵送
¥14,000 本代 + ¥500 書留郵送(3〜5日)
複数注文、混合注文、特別注文については、
このリンクからEメールをお送りください:
bottom of page